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つぶあんとこしあんのカロリー比較

つぶあんとこしあんのカロリーを比較しました。まず、比較結果の前につぶあんとは何か、こしあんとは何か、ここで今一度確認しておきたいと思います。

つぶあんとは?こしあんとは?

下記は弊会ホームページのあんコラム「つぶあん、こしあん、つぶしあん、小倉あんの違い」より引用したものです。

つぶあんとは、小豆をつぶさないように炊いた小豆のあんこのことです。小豆の皮は炊いているうちに破れやすく、熟練の技をもつ製餡職人の手により炊き上げられたつぶあんは、皮に一切の破れもなく、見事なまでに美しい粒が整っています。小豆そのもののうま味とえぐみ、独特の風味が凝縮されている傾向にあります。

こしあんとは、小豆を炊きつぶを裏ごしして外皮を取り除き、砂糖を加えて練り上げたあんこです。ご存知の通り、非常に滑らかで、これもまた熟練の技により滑らかさが格段に違います。ほんもののこしあんは、見事に美しい小豆色、あるいは藤紫色で見ているだけでうっとりしてしまうものです。

つぶあん、こしあんのカロリーは?

それでは、つぶあんとこしあんのカロリー比較についてまとめます。

比較の方法としては、砂糖を入れる前の状態、つまり「生あん」と言われる状態で比較することが適切と考えます。なぜなら、ひと言にあんこと言っても、作り手や和菓子によって、砂糖の量はまちまちです。特に昨今あんこブームということもあり、若年層からのあんこへの支持が高いですが、若年層の方は甘さ控えめを好まれる傾向にあります。一方、ある程度お年を召された方になるにつれ、しっかりと甘さの感じられるあんこを好まれる傾向にあります。つまり、今やあんこは様々な人の好みに合わせて作られているため、加糖あんの状態でカロリー比較をすることは適切とは言えません。

そこで、生あんの比較となります。データは文部科学省が公開する「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」を利用しております。

ここでは、つぶ生あんのデータはございませんが、つぶし生あんのデータがございます。つぶしあんについては、こちらも弊会ホームページのあんコラムより引用致します。

つぶしあんとは、つぶあんの粒をあえて潰して炊き上げたあんこのことです。つぶつぶした感じはないですが、外皮が小豆の独特の味を残していますので、こしあんより小豆の味をしっかりと楽しむことができます。

ここでは、つぶあんをあえて潰して作るあんことなりますので、つぶからつぶしになることで、成分やその配分が変わることはないと仮定しております。その上で、比較したデータは下記となります。

カロリーはご存じの通り、三大栄養素(炭水化物、たんぱく質、脂質)から計算されます。3つの栄養素の量を比較した時に、すべてにおいてこし生あんの方が多いことがわかります。これにより、こし生あんのほうがエネルギー(カロリー)が高くなっていると言えます。

カロリー比較の結果

上記の通り、つぶし生あんより、こし生あんのほうがカロリーが高いことがわかります。生あんですので、各々のあんこに任意の砂糖を同量使い、最終的に加糖あん(煉りあん)にした場合、つぶしあんよりも、こしあんのほうがカロリーが高くなると言えます。そして、つぶしあんはつぶあんと成分やその配分量は変わりませんでので、ゆえに、つぶあんよりもこしあんのほうがカロリーが高いと証明することができます。

なぜこしあんのほうがカロリーが高いのか

つぶあんは小豆の皮がそのまま含まれています。一方、こしあんは小豆の皮はほぼ含まれず、小豆の皮に包まれた中身、つまり呉(読み方:ゴ)の部分だけであんこになっています。先述の通り、カロリーを決めるのは三大栄養素であり、小豆に関してはいずれの栄養素も主に呉の部分に多く含まれているため、小豆の外皮を含んだつぶあんよりも、外皮を含まないこしあんのほうが、同量であるならば、全体量に占める呉の分量も相対的に多くなるため、こしあんのほうがカロリーが高くなると考えることができます。

最後に

今回このような調査を行ったのは、弊会のあんこ普及振興活動を通じて、「ダイエットにはつぶあんがいいか?こしあんがいいか?」というお声を多数頂戴致しました。調査結果としては、つぶあんということが言えますが、私どもの意見としては、冒頭で述べた通り、今やさまざまなスイーツにあんこが使われており、作り手や菓子の種類などにより、カロリーに大きく影響を与える砂糖の使用量が大きく変わってきます。つまり、今回の結果だけを見て、つぶあんのほうがカロリーが低くダイエットに良いということは一概に言えないでしょう。「どちらかと言えば、つぶあんのほうがダイエットには良いかもね」という程度でご理解いただくことが賢明かと思われます。大切なことは、何でも食べすぎはよしとされませんので、弊会としては健全なあんことのお付き合いを推奨いたします。生涯現役あんこを貫くためには、今自分が何を食べているのか、どんな原材料が使われ、それがどの程度含まれているのかをしっかりと把握し、万が一の糖質過多にはお茶と一緒にあんこを愉しむなど抗糖化対策を徹底し、あくまで美味しいヘルシーなあんこライフを整えて頂くことが大切だと考えております。そして、その姿勢がひいては食べる人を笑顔にし、その人の周囲を笑顔にし、ついには世界をハッピーでより良い場所に変えていくと堅く信じております。これがあんこを通じて世界平和、つまりLOVE ANKO PEACEなのです。

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