まんじゅう、羊羹など和菓子はどの地域でよく買われているか
昨年(2022年)から日本あんこ協会でまとめております和菓子の購買に関するランキングを今年も作成致しました。こちらのランキングは総務省家計調査をもとに作成しております。総務省家計調査において、令和5年(2023年)のようかん、まんじゅう、他の和生菓子の都市別(都道府県庁所在市および政令指定都市)購入頻度、支出金額の発表データをもとに作りました。なお、昨年令和4年(2022年)のランキングはこちらからご確認頂けます。
調査は、二人以上の世帯を対象に家計簿を記入してもらうもので、「ようかん」「まんじゅう」「他の和生菓子」のそれぞれの購入頻度、年間支出金額が明らかになりました。本稿では、当該データをもとに、都市別ランキングを作成しましたのでご参考下さい。
なお、それぞれの定義は以下のようになると総務省からご案内いただきました。
- ようかん:小豆餡に砂糖や寒天を加えて、練る、または蒸したもの。練り羊羹、蒸し羊羹、水羊羹などが該当し、例えば芋羊羹は該当しない。
- まんじゅう:小麦やその他の穀類の粉であんこを包んで蒸したもの。あんこは小豆餡に限らない。温泉まんじゅう、薄皮まんじゅう。酒まんじゅう等が該当するが、いわゆる栗まんじゅう、もみじ饅頭などは含まれない。また、焼いたり、揚げたりした饅頭も含まれない。
- 他の和生菓子:上記のようかん、まんじゅう以外の和生菓子。大福、どら焼き、きんつば、ゆべし、串団子、芋羊羹などが該当する。
まんじゅう、ようかん、和生菓子の都市別購入頻度ランキング(2023年)
購入頻度は100世帯あたり年間回数で発表されていましたので、下記表にもそのまま反映しております。
ようかんは福井市の皆さま、昨年に引き続き1位おめで糖ございます。まんじゅうは長崎市の皆さま、おめで糖ございます。2024年9月に「NIPPON防災資産」に選ばれた念仏講まんじゅう配りはとても素晴らしい地域のあんこ文化です。和生菓子では昨年に引き続き金沢市の皆さま、おめで糖ございます。
まんじゅう、ようかん、和生菓子の都市別支出金額ランキング(2023年)
支出金額は、1世帯あたりの年間支出金額で発表されておりましたので、下記表にもそのまま反映しております。
長野市の皆さま、ようかんをいつもありが糖ございます。おめで糖ございます。鳥取市の皆さま、まんじゅうをいつもありが糖ございます。おめで糖ございます。金沢市の皆さま、毎度餡りが糖ございます。おめで糖ございます。さすが不動の二冠。日本を代表する菓子処です。
※参照元:総務省家計調査(統計名:家計調査 家計収支編、統計表番号:第4-1表、表題:都市階級・地方・都道府県庁所在市別1世帯当たり支出金額,購入数量及び平均価格/2023年計/二人以上の世帯より)URLはこちらから。